少し前のブログで、インターロッキング敷きのご紹介をさせて頂きました。(こちらです)
今日は「インターロッキングとは何?」という方へ、解説していきたいと思います。
インターロッキングとは
インターロッキングとは、「インターロッキングブロック」を使って施工する舗装方法のことです。
Interlockは英語で、「連結する・組み合う」という意味で、レンガのような形のインターロッキングブロック同士を組み合わせて使用します。
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こんな舗装を見たことはありますか?これがインターロッキングです。
インターロッキングブロックとは
「インターロッキングブロック」はコンクリートからできているブロックです。
レンガよりも丈夫で、仕上がりが均一になります。
インターロッキングブロックとレンガとの違い
レンガ
- 原料は粘土
- 砂や石灰をまぜて型に入れ、乾燥させたのち焼成したもの
- 耐熱性や耐寒性に優れている
- 塗装ではないので色あせない
インターロッキングブロック
- 原料はコンクリート
- 汎用性、耐圧強度、耐震性に優れている
- レンガより価格が安い
- 色・形の種類が豊富
インターロッキングのメリット・デメリット
【メリット】
-
- 色や形、サイズ等、バリエーションが豊富でデザインの幅が広がる
- 透水性がある商品がある(雨水を中に浸透させるので、水たまりになりにくい)
- 割れたり崩れたりせず、耐久性の高い舗装(荷重分散効果)
1.色や形、サイズ等、バリエーションが豊富でデザインの幅が広がる
インターロッキングはバリエーションが豊富で多様な種類があります。
- レンガのようなもの
- 四辺がギザギザしているもの
- 正方形のもの
- 天然石のようなランダムな形状のもの
色も豊富でグレーやブラウンのような地味な色からオレンジやピンク・グリーンなど鮮やかな色まであり、組み合わせ次第で好みのデザインが作れます
2.透水性がある商品がある
レンガは水たまりができてしまいますが、透水性のインターロッキングブロックを使えば水たまりも防げます。
3.割れたり崩れたりせず、耐久性の高い舗装
インターロッキングはブロック同士をかみ合わせることによって、車が通ったり、大勢の人が歩いたりして荷重がかかっても壊れないよう、丈夫にできています。
(荷重分散効果…ブロック同士でかかった重さを分散することにより、割れたり崩れたりせず、耐久性が高くなること)
【デメリット】
-
- 施工に非常に手間がかかる(コンクリートブロックを1つ1つ組み合わせて作る為)
- コンクリートよりも費用がかかる
インターロッキングブロックの種類
インターロッキングブロックには色んな種類があります。
遮熱性ブロック
太陽光を反射し、蓄熱しにくいので、夜間の放射熱を軽減します。
リサイクルブロック
工場で発生する電気炉スラグ骨材をコンクリートに再利用したり、廃棄物のガラスを主原料としたり、環境に優しいリサイクル商品です。
透水ブロック
雨水を地下に浸透させたり、側溝に促す施工に使われたりするブロックです。水たまりができにくく、河川の氾濫などを抑制する効果が期待されます。
保水性ブロック
雨天時にブロックが吸水して保水し、晴天時に水蒸気として放出させることによって路面温度を下げ、ヒートアイラインド現象を低減させる効果があります。
植生用ブロック
テトラポットのような面白い形をした、目地を緑化できるインターロッキングです。
環境配慮型の中でも近年注目されています。
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芝などの緑と併せて施工されるため、自治体の緑化制度にも対応しており、ヒートアイランド現象を防ぐ効果が期待されます。
ご自宅の玄関アプローチにこれを使用した場合には、助成金の対象になる場合もある為、各自治体に確認してみてくださいね。
色んな施工が楽しめるインターロッキング、気になった方はぜひご相談下さい