株式会社鈴木住建 J-STYLEは西尾市で、地域の皆様の住まいと外構・エクステリアなどの施工を中心に行っています。
コンクリートの壁や駐車場、レンガやタイルなどにこんな白いシミのような光景を目にされたことはありませんか？
これは「白華現象」という現象です。
白華現象とは
白華（はっか）現象とはセメントに混在する炭酸カルシウムが表面に白く残留する現象です。
- 白華 ・・・セメントの表面部分に浮き出る白い生成物のこと
- 白華現象・・・白い生成物が発生する現象のこと
写真：白華しているレンガ
白華現象はなぜ起こるの？
白華現象が発生する原因は、コンクリートやモルタルなどの「セメントが含まれるもの」に水分が侵入したときに起こるとされています。
この水分が表面から蒸発をする際に、水とセメントにより水酸化カルシウムと呼ばれる物質が発生します。この発生した水酸化カルシウムが蒸発することなく、白く硬化して白華となります。
白華現象はいつ起こる？
白華現象は施工直後が一番起こりやすいと言われています。特に、日当たりの良い南側に現れる傾向があります。
セメントはゆっくり硬化していくため、中の水分の比率が非常に重要となります。
しかし、日の当たる南側の場合、他の場所よりも水分が蒸発するスピードが速くなり、そのために外部の水分を吸い込みやすくなってしまうのです。
そしてまたすぐに蒸発をするため、水酸化カルシウムが表面に出てきやすくなってしまいます。
その後は次第に減っていきますが、この白華を放置してしまうと、外観が汚らしいだけでなく、建物の外観を損ねる原因になってしまうので早めに対処する必要があります。
また夏場よりも冬場の気温が低い時期や、雨で湿度が高い状態が続くような時に発生しやすいと言われています。
白華現象の捉え方・心構え
セメントを使用する工事は、「白華が発生する可能性がある」ということを覚えておいていただけたらと思います。
環境条件などが原因で起こり、完全に防ぐことは難しいのが現状です。
コンクリートやブロック積み、あるいはタイル張りに至るまで白華現象が発生する可能性があると心構えをしておいてください。
そして白華現象が起こったら早急に対処して、白華を取り除いてくことが大切なポイントです。
白華を取り除く方法
白華を取り除く方法はとても簡単です。
【用意するもの】
- 水
- ブラシ
【やり方】
白華した場所を水で流しながらブラシでこすり、洗い流す。
白華現象は落ち着くまで表れ続けます。そのため、白華を発見したら、その都度同じように水とブラシで洗い流してください。あまり放っておくと、水酸化カルシウムの粉が付着して、簡単に洗い流すことができなくなってしまいます。
ただ、簡単に洗い流すことができなくなってしまった場合は、薄めた酸を用いて落とすことができます。
水で洗い流せなくなってしまった白華の取り除き方
【用意するもの】
- 家庭用の酸性洗剤
- 水
- ブラシ
- ゴム手袋
【やり方】
- ゴム手袋をはめる
- 酸性洗剤を５倍程度に薄める
- 白華部分に塗布
- ブラシでこすり水洗いをする
酸を使用するため、取り扱いには十分に注意してください。
【酸を使用するときの注意点】
- 酸で手が荒れてしまうので必ずゴム手袋をはめて作業をする
- 酸性洗剤を原液のまま使用するとシミになる場合があるので必ず薄めて使う
- 周りに鉄の素材がある場合、鉄に酸がかかると錆び・腐食の原因になっていまうので、必ず周りの状況を確認してから洗剤を使う（特に、お隣の家に迷惑がかかってしまったら大変です）
白華現象という言葉は聞きなれないかもしれませんが、コンクリートやレンガ、タイルなどが白くなっていたら白華している可能性があります。
放っておくとシミや汚れになり、見た目も悪くなってしまいますので、見つけ次第、「水とブラシで洗い流す」と覚えておいてくださいね。
少しのお手入れと手間が綺麗な外構を保つ秘訣です。
コンクリートに付着した白華はとても目立つので、見栄えが悪くなってしまい気になる方も多いと思います。見つけたらなるべく早めに対処しましょう。
気象状況や環境条件が原因でできてしまうので、完全に防ぐことは難しいのが現状です。セメントを使う場合は白華現象が起こる可能性があるということをまずは知っていただき、早めに対処することで綺麗な状態を保つことが出来ることを覚えていただければと思います😊
鈴木住建は西尾市をはじめ、安城市や碧南市、岡崎市など三河地区を中心に、外構エクステリアの工事をさせて頂いております🍀
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